会員様から

木喰仏(もくじきぶつ) 
生誕300年

会員様から

木喰さんが生まれたのは1718年。だから生誕300年。全国を行脚しながら数多くの仏像を残したお坊さんで710体が確認されている。
そして私の住む岡部にもやってきていた。83才のときだ。高草山のふもとで無住寺院や付属の建物の中で夜間に仏像を彫った。寛政12年(1800)6月13日から8月13日までの2ヶ月間で13体つくり、11体が現存している。岡部の町にその大切な木喰仏が残されていることは誇りだ。
もともと大正13年頃柳宗悦が木喰仏を偶然見つけ感動していなかったら、今のように残ってはいないと思う。そして昭和40年ころ文化的価値が認められた。柳宗悦氏が「太子像の中でも傑作」と褒めた聖徳太子像が光泰寺にある。最近では大きなケースの中に入れられ、触れないようになっている。20年程前には、触って背面の文字も見ることができた。墨で制作年月日が大きく書いてあり、結果として行脚の道が理解できたのだ。
木喰さんは山梨県身延町生まれているのに、旅日記をつけていた。
「木喰の里微笑館」に「四国堂心願鏡」「納経帳」「南無阿弥陀仏国々御宿帳」の古文書や仏像が残っている。その中に 六月ヨリ ヲカべ イナ川やの文字を見つけたときは嬉しかった。
光泰寺・十輪寺・梅林院に仏像がある。
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2018年09月25日 Posted by県美友の会 at 10:54 │トピックス