空海は生きている

友の会実技講座でお世話になりました
大杉弘子先生が法多山尊永寺(袋井市)で開催される
「空海は生きている」に出品されます。
〇会期 2019年2月7日(木)~11日(月)
    10時~16時(入場無料) 初日7日(木)13時開場
    法多山尊永寺「紫雲閣・一乗庵茶室」(通常非公開)
  


2019年01月31日 Posted by 県美友の会 at 10:04トピックス

会員様からの寄稿

大内宿

江戸時代には会津城下と下野の国(日光今市)を結んだ32里の会津西街道の中で、会津から2番目の宿駅だった。大内宿こぶしラインを通過したどり着いた大内宿。茅葺き屋根が連なり美しかった。懐かしい雰囲気を感じた光景だった。1981年に重要伝統的建造物群保存地区になっていた。
静岡からの観光の私も、来て良かったと素直に感激した。500㍍の長さの真っ直ぐな町並みが好い。考えようによってはまるで映画のセットのようだ。途中茅葺の屋根を手入れしているところがあった。静岡でも茅葺の葺き替えは見ていて、島田の智満寺でも大掛かりな修復があり、当時葺き替え中に訪ねた時は、きれいな茅を手に入れる難しさや職人の少なさとかでとてもお金がかかると屋根葺き職人に聞いたことを思い出した。2011年頃だった。
のんびり歩いてどん詰まりの家は食事処になっていた。屋根を見上げると正面の左側のみきれいな茅で拭かれていた。お店の人は「全部をいっぺんに葺き替えるとお金がかかるし、できないので、申請して補助金がおりるとわかってから部分的に葺き変えているんですよ」と話していた。「葺き替えは結いがあるので・・」と聞いたときは・・そうなんだ・・と感心したり、大変だなーとも思った。ここでは部分的にやる方法が上手にまわっているみたいだった。テレビでよく見る岐阜県の白川郷では全面葺き替えで大掛かりが派手でカッコいい結い組織をしている。地域地域での葺き替えの違いをリアルに知った。
お店では高遠そばを商っていた。箸の代わりに葱1本を用いて食べるとのこと。名物になっていた。会津藩主の保科正之が育った長野県高遠から持ち帰った辛み大根の入ったそば。話の種だからと思い初めて食べる体験をした。ところでこんな風習は何故あるのか。会津のそばは昔に祝いの席や徳川将軍への献上品だったため「切る」というのは縁起が悪いので、葱を切らずにそのまま食べたらしい。おじさんの話では「このそばの食べ方はおめでたいから。結婚式にもこの葱で食べている・・何故かと言うと・・お椀は女の人のあそこを意味し、葱は男の人のものを表わしていて、子宝に恵まれるようにだから・・」とさらっと語った。ちょっとセクハラっぽい話しで、本当かなーと思いつつ食べてみた。葱で食べるのは大変だった。
  


2019年01月25日 Posted by 県美友の会 at 09:16トピックス

会員様から

大人の遠足 山梨県甲州市
恵林寺(乾徳寺)と甘草屋敷の干し柿

武田信玄公菩提寺で臨済宗の古刹の恵林寺を訪ねた。滅却心頭火自涼と快川国師の言葉があった。あまりにも有名なフレーズ。受験勉強ではこの言葉を脳にインプットしてクーラーも無い暑い夏休みを過ごした記憶が蘇った。言葉を考えた生き様はすごいことだが、それに感化された人の何と多いこと。情報が氾濫するスマートフォンなど無い時代だから、素直に心に入ってきたのだとも思えた。
帰りがけに参道の左側のお土産屋さんに寄ってみた。ダンボールの箱の中に釣鐘型の柿が転がっていた。大きいけど既にグジュグジュとして皮が破れかかった柔らかいものや硬いしっかりしたものか混在していた。1個200円~100円の値段がついていた。「おいしいですよ。百目柿」の声に柔らくて少し崩れた柿を買ってみた。お店のおばさんがビニール袋に入れてくれた。覗くと袋の底はサイズあわせて切ったダンホールが敷かれていて柿がつぶれないように収まっていた。
その後甘草屋敷(かんぞうやしき)という瓦葺屋根のお屋敷を訪ねた。江戸時代から甘草を栽培し、その根がクスリになった。
軒下には百目柿が大量にきれいに皮をむかれ吊るされていた。吊るされたばかりの茅葺と柿の風情は素敵だった。丁度テレビ局の生放送があるみたいで、地元信州放送の女性アナウンサーが打ち合わせをしていた。地元の人に干し柿の作り方を聞いていた。打ち合わせなのになんとなく緊張しているのが伝わってきた。
 子供の頃食べていた干し柿はこの大きな柿を信州の空っ風で乾燥させて作った物だったかもしれないと思った。信州の人は日本で一番寿命が長い。柿の生り年は医者が青くなるなどの言葉もある。柿を食べていれば元気でいれそう。
静岡のスーパでは見かけない、ぐじゅんぐじゅした柿。家に帰って美味しいのか不安だったが皮をめくってスプーンですくって食べてみた。美味しいではないか!! 百目柿の名前の由来は百もんめ(375g)の重さがあってつけられらしい。実際には大きいものは500gもあるらしい。
そんな体験の後、地元のおばあちゃんに3個の百目柿を偶然もらった。形がくずれていなかった。「どこで手に入れたの?」と聞くと自分の家の裏の山だという。えー!! 静岡県でもあるんだとびっくりした。

  


2019年01月22日 Posted by 県美友の会 at 10:25トピックス

友の会会員レクチャー申込受付中

友の会会員レクチャー「1968年激動の時代の芸術」
★日 時  平成31年2月24日(日)13:00~ 30分程度 (定員20名程度)
★集合場所 2階 企画展入口   ★持ち物  友の会会員証
★受講料  無料ですが、企画展入場券が必要となります。
★締 切  平成31年2月21日(木)
★申込方法 事務局までお電話、Faxにてお申込み下さい。お申込みの際にはレクチャー
希望・お名前・会員番号・電話番号をお知らせください。
尚、特別会員様のみ1名同伴可能です。
★お申込み先 友の会事務局(火・木・金在館)TEL・FAX 054-264-0897

一般のフロアレクチャーより人数も少なくとても好評です
ぜひご参加してください
  


2019年01月15日 Posted by 県美友の会 at 11:57トピックスフロアレクチャー